国際交流?留学
International exchange and study abroad
派遣留学の体験記(ドイツ?ハノーバー専科大学)
国際学部 国際学科 3年
[2024年2月 ‐2024年7月]
● 留学先大学の特徴とアピールポイント
ハノーバーは広島と似ていていると留学生から聞いていましたが、住んでみて本当にそう感じました。都会と田舎のいいとこ取りのような街で、都会が苦手な私にとっては、ハノーバーの自然豊かな公園の魅力は大きく、また必ず戻って来たいと思える大好きな街になりました。さくら寮で一緒に暮らしていたハノーバーの友人たちを訪ねて、ドイツで再会できたこともとても嬉しかったです。
学習面では、私は第5学部でソーシャルワークを学んでいたため、本学では学べない分野も勉強することができ、視野が広がりました。加えて、英語で開講されている授業は集中講義が多いのですが、私は集中講義だけを選択していたので、比較的スケジュールに余裕があり、たくさん旅をすることができました。そのため半年間で合計30カ国を旅することができました。このように自由に授業を選び留学生活をカスタマイズできるところが、この大学の良い点であると振り返ります。
〈大学校舎〉
● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
若い時に海外で暮らすことで、アジア人として見られること、すなわち「マイノリティを経験する」ことができたことは貴重な財産になると感じています。日本では陥ったことのない状況下で味わう感情や、経験したことのない心の温度など、それらの記憶が私自身の人間性における深みや共感力に繋がってくるように思います。そしてもちろん、多くの出会いに溢れている6ヶ月間だった一方で、留学は自分と向き合えるとてもよい期間でもありました。ドイツでは一人の時間も十分にあり、読書をしたり「今までずっとやりたかったけどできていなかったこと」に時間を割くことができ、充実した日々を送ることができました。
また、アウシュヴィッツ、ホロコースト記念館、アンネ?フランクの家など、ヨーロッパで関心のある場所にも足を運び、平和についてより一層考えを深める機会になったのでこれからの学びに活かしていきたいと考えています。
〈授業風景〉
● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
迷っているなら行くべきだし、できるだけ若いうちに日本の外を見てみることはよい経験になると思います。家族、ふるさと、日本とそれぞれ離れてみて初めて気づくよいところ、もしくは疑問を感じるところがあるし、地球は綺麗で広いので、日本だけしか知らない人生は純粋にもったいないと思うからです。
〈学食ランチ〉
● 最後に
いろんなハプニングがありましたが、それよりも良い思い出の方が圧倒的に多いです。サハラ砂漠で朝日を見た時、スペインのお祭りで現地の人たちと踊った時、ノルウェーのフォルケホイスコーレで先生と6時間語り合った時、たくさん感動してたくさん笑いました。また、私が日本人だと話すと、日本のここが好き!という話を多くの人がしてくれました。マンガ、ジブリ、伝統的な建築技術の木組みや、「侘び寂び?気?間」などの哲学、日本の教育、日本食など、私が知らない日本のことを海外の人に教えてもらい、日本の良さを改めて知るよい機会にもなりました。
いいことばかりの留学ではないけれど、辛かったことを思い出せないくらいの良い経験、素敵な思い出に溢れています。ハノーバー大学で出会った友人たちも、思いやりのある優しい人が多く、ドイツを離れるときは悲しかったです。家族、先生方、国際交流推進センターの方、友人たちに本当に感謝しています。これからもっと成長していけるように頑張ります。
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