国際交流?留学
International exchange and study abroad
派遣留学の体験記 (中国?西南大学)
[2019年9月 ‐2020年7月]
<大学校舎の様子>
<大学近辺の様子>
<友人たちとの会食>
<学食ランチ>
<大学内のバス>
● 留学先大学の特徴とアピールポイント
西南大学はいろいろな国の留学生を受け入れており、特にタイ、イタリア、ミャンマーからの留学生が多く、それ以外にもカザフスタン、ウズベキスタン、アメリカ、ドイツ、モンゴル、チェコ、モルディブ、ベトナム、韓国、カナダ、マダガスカル等様々な国の人と交流できます。そのうえ日本人は私を含め2人しかいなかったので他国の留学生と友達になりやすかったです。日本人が少ないと必然的に日本語を使う機会が減るので、日本人が多い大学に留学するより語学の上達をはやく感じられると思います。西南大学には日本語学科があり、毎週月曜日の夜に開かれる日本語コーナーに参加すれば中国人の友達もたくさんできます。寮については、私が住んでいた寮にはカフェ、バドミントンのコート、卓球台、教室があるのでとても便利でした。寮から徒歩5~10分圏内で、校内には食堂、売店、図書館があり、校外にはコンビニ、スーパー、ドラッグストア、パン屋、カフェ、留学生に人気のご飯屋があり本当に便利です。図書館は校内に3つあり、特に一番大きい中心図書館は見たこともないくらい大量の本がありワクワクします。図書館は静かで勉強するのに最適ですが、試験週間は朝から満席です。
● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
私は情報科学部なので周りには留学するなら英語圏に留学したほうが良いと耳にタコができるほど言われてきました。しかし私は中国に留学して本当によかったと思っています。留学を振り返って得たものは数え切れないほど沢山あります。まず、中国語に関してはもちろんですが特にリスニングが飛躍的に伸びました。中国に行った当初は全く聞き取ることができず、スマホの翻訳アプリを使って中国人と会話をしていましたが学校が始まって2、3週間経ったごろには先生が授業中に何と言っているのか大体分かるようになりました。あと、翻訳機に頼らないほうが会話が弾む気がしたので簡単な構文で会話をするように意識していたらスピーキングも伸びていきました。
次に留学を通して大体のことはなんとかなるということを学びました。海外に留学すれば当然トラブルだらけです。言語の壁はもちろんのこと予期せぬトラブルが多々発生します。なので留学が終わって日本に着くころにはちょっとしたトラブルでは焦らなくなりました。また留学を通して、良い所だけがそのものの本当の良さではないということを学びました。これを具体的に説明するのは難しいのですが良いところも悪いところも含めその人、その国、その文化なのです。前述したとおり、西南大学には様々な国の人がいます。様々な国の方と交流し、多種多様な考え方を取り入れることですべてのことに寛容的になれた気がします。
今後の目標は、留学を不安に思っている人、特に情報科学部で留学したいけど周りの意見を気にして留学しにくい学生の背中を押せるような行動をしていきたいです。中国語に関する目標は在学中にHSK6級を高得点で合格することです。
● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
留学は安いものではないので、誰かに反対されたから諦められるくらいならやめといたほうが良いです。また親や先生に留学したほうが良いと言われたので何となく留学するという方もやめたほうが良いです。しかしただ単に、友達と学年が変わってしまって怖い、卒業が遅れてしまう、留学先で友達ができるか不安等、留学したいけど最後の一歩が踏み出せない方は留学しなかったときにきっと後悔してしまうので、留学したほうが良いと思います。多額な費用がかかって不安という方は給付型の奨学金等をダメもとでも申し込んでみてください。特に理系の学生は、理系学生しか申し込めない給付型の奨学金等もあるので調べてみてください。このように、留学することによって生まれる不安を挙げだせばキリがありません。それでも私が留学を勧める理由は私にとって留学はそれほど価値があったからです。私は留学期間中にコロナウイルスが流行し残りの半年は急遽日本で過ごすことになってしまったため、後期に中国でやろうと思っていたことが何もできていないし、先生方や留学先で出会った方々にも直接別れの挨拶ができておらず、ものすごく悔しさが残っています。留学が決まっている方はいつ何があっても後悔しないよう、「やりたいと思ったらその時から行動を始める」、「やらなければいけないことは後回しにしない」この2つを忘れないよう留学生活を楽しんでください。
● 最後に
极速体育,极速直播について:2019年12月に重慶の隣、武漢で极速体育,极速直播が流行し始めました。コロナウイルス流行当初、日本人がコロナは中国だけの話だと思っていたように、私も武漢だけの話だと思っていました。だから、部屋に居れば安全だし帰国する必要はないと思っていました。しかし毎日感染者数の確認をしていく中で、日に日に中国の様々な地域が警戒エリアとして真っ赤に染められていき、武漢は都市封鎖をされ重慶もいつかされるのではないかと思ったときにやっと一時帰国したほうがいいという考えに至りました。コロナウイルスに関する正確な情報は乏しく、コロナ感染によって倒れていく人々の動画や友達の知り合いがコロナで亡くなったといったうわさ話、感染したら体が硬直して動けなくなるといった様々な情報が飛び交うだけで正確な情報は何なのか、得体の知れないコロナウイルスに恐怖を感じました。現在でもコロナが世界中で流行っており、留学していた私たちは一時帰国して半年経った今でも中国に置いてある荷物を取りに帰ることができていません。今はコロナが一刻も早く終息することを願うばかりです。?
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